先日、見学にいらした保護者様から子供たちが、人に必要とされる人になるためにどんな工夫をしているかという質問をいただきました。

多くのスキルを身につけること。自己肯定感を高めること。少しでも多くの知識(学習面を含め)を得てもらうこと。人に優しい人であることの大切さ知る。清潔な身だしなみを心がけること、等と答えたかと思います。

この時、もっと、かみ砕いた答えをお返しするべきだったと後日反省しました。

・・・・・・例えば、

場にふさわしい挨拶の仕方。人に話しかけるときのコツ。困っていることを伝えたり、お願いする場合の常套句。そして上手く断る方法など。これらは、日常のいたるところにその場面があって、繰り返し繰り返し練習して、あるいは人のやり方も観て自分のものにするしかありません。つまり、スキルを身につける、ということを私たち指導員は常に意識しています。

絵や字が上手に書けた、問題が解けた、工作活動で素敵な物ができた、あるいは集中してやりとげた、など、誰かがうんと褒めてくれたという経験を重ねることで自己肯定感が高まります。そして、それは自信に繋がります。少々大げさ気味に褒めることも心がけています。

こうするといいよ、こうしたらうまくいったよ、というような知識や経験は、人が聞いてきてくれた、教えることができた、というまさに人のために役に立つという実感を感じ得るベースになります。指導員は、ときにはお友達同士で教え合う機会も捉えながら支援しています。

他者・自分・物に対して優しい人が愛され、頼りにされる。そういったことは、普段の遊びの中やコグトレ・SSTとして取り入れているゲームなどでも伝えられないかと取り組んでいます。

また、清潔な身だしなみの大切さを子供たちに伝える努力をしています。人に不快感を与えないのは勿論ですが、自身の心を律してくれます。人とのコミュニケーションを図る上でも大切な要因です。玄関で靴を脱いだり履いたりする際に足の裏が汚れないように気をつかう子が増えてきました。

・・・・・・・と、こんなふうにお答えすべきでした。

ついでと言ってはなんですが、この他に・・怒りのコントロール、謙虚さ、マナーについて、そして立ち居振る舞いなどをオリジナルの紙芝居なども活用しながら伝えています。

今後も、人に必要とされることが、どうして重要なのかも含めて、これを伝え・理解してもらう支援をしていけたらと考えています。

療育支援 放課後等デイサービス 美彩‐びさい‐小田急相模原

放課後等デイサービス 美彩 小田急相模原は、発達障がいのある児童のための放課後等デイサービスです。小田急相模原駅より徒歩3分!