SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)
12月18日(土)は、7人のびさいっ子が来てくれました。
小4が3人、小5が2人、小6が1人、中3が1人というメンバーでした。
今日のテーマは、
「授業中に分からない事があった。どうする?」というものでした。
どうするか考えがまとまった子から少し離れた場所にいる指導員に小さい声でその考えを
話してもらいます。
7人の内2人は、イメージできなかったのか、分からないと答えました。
さて、今回の狙いは、魔法の言葉は何なのか、そしてもう一つ。それは、人の話の腰を折
らない、ということです。
期待した回答は、
①授業が終わったら、先生のところに行って、
「先生、ちょっといいですか!」・・・・・・・・・<魔法の言葉>
と言って、先生の注意を自分に向ける。
そして、先生が自分を見てくれたら、あるいは、「はい、どうしましたか?」などと聞いて
くれたら、「分からないところがあります。教えて下さい。」
②授業が終わって、仲の良いお友達が暇そうなら、その子のところに行って、
「ちょっといい!」・・・・・・・・・<魔法の言葉>
と言って、その子の注意を自分に向ける。
その子が自分を見てくれたら、あるいは、「な~に?」などと聞いてくれたら、「分からな
いところがあるんだけど、教えてくれない?」
というものでした。
もちろん、分らないままにする、というのも想定内ですが、・・・。
さて、結果は、
1.先生に、「わからない」と、その場で言う。
2.先生や近くのお友達にすぐに聞いて、すぐやる。
3.我慢する。それでも分からなかったら友達に聞く。
4.授業が終わったら先生に聞きに行く。(6年生)
5.自由学習中に巡回している先生をつかまえて教えてもらう。(中学3年生)
というものでした。
びさいっ子たちの特に小学生の多くが、自分がわからないことは、その場で知りたい・
消化してしまいたい、という思いが強ようです。
教壇に立つ先生方のご苦労がしのばれます。
1~3と答えてくれたびさいっ子には、わからないところに印をつけたり、簡単なメモをと
って、後で誰かに聞きましょうと伝えました。それは、今の分からないところに気持ちが
集中してしまうと、先生の話は、そこまでしか聞くことができず、そこから先は、聞てな
い=知らない、つまり分からないことが増えていってしまうかも知れない。
また、先生の話の腰を折ってしまうことになったり、あなたに聞かれたお友達は、それか
ら先の先生の話が聞けなくなり迷惑します。と、付け加えました。
近い将来、スチエーションを変えて何度か繰り返す必要がありそうです。その中で魔法
の言葉も伝えたいものです。
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