2022.11.26(土)のSSTです。音ハラスメントについてのつづきです。

 前回11月12日に公園でレクリエーションを楽しんでいる際に気になったことがあったので、

今週もこのテーマで。

 気になったこととは・・・、

①「バトミントン」をしていて、ギャーやキーッなどのいわゆる奇声をあげる。

②「だるまさんが転んだ」をしていて、(自分だけが動いたと)大声で文句を言う。

ということです。(この日のびさいっ子は小5、小6、中1、高1でした)

そこで「一日の生活サイクルは、みんな同じだろうか?

 自分たちの周りで生活している人たちのことを考えよう」を副テーマにしてみました。

自分が寝ている時間に働いている人や起きている人はどんな人か、自分が起きている時に

寝ている人にはどんな事情があるのかを考えてもらう。公園など公共の場で大声や大騒ぎ

(音ハラスメント)をしたら、周りにどんな影響があるか想像し、たとえ広い公園であっ

ても考えて行動してくれるようになってもらえたらというのが目的です。

 この日参加してくれたのは、小6、中1、高1のびさいっ子たちだったので、このテーマ

でも理解度はかなり高いだろうと考えました。

 夜、働いている人には、消防士さんや工事現場で働く人などとこたえてくれたので、

こちらからは、病気の人、心配事があってあまりよく寝られなかった人も近所にいるか

もしれないね、といった例を挙げました。

終盤になって、びさいっ子の一人から、「じゃ、どこで声を出せばいいの?」と質問さ

れました。

この答えは一瞬戸惑いました。「カラオケ!」はすぐ思い浮かんだのですが、公園で遊

んでるときに出したい大声なのに、カラオケ店に着くまで我慢し、かつ有料である方法

を子どもに伝えることに何の意味があるのか!

それで仕方なく、「無いんだよね}と答えました。

でも、あまりに素っ気ないので、あくまで付け加えですが、防音設備が整っている部屋、

カラオケ、お湯の張った浴槽もいいかも知れない、そのほか無人島、山奥など明らかに

ひとに迷惑をかけない場所と言いました。

結局、その場を我慢して、お金がないと利用・移動できない施設・場所しか答えられま

せんでした。

ただ、子どもが楽しく元気に遊んでいる時に発せられる声は、誰も「音ハラスメント」

だとは言わないと思いたいね、と締めくくりました。

療育支援 放課後等デイサービス 美彩‐びさい‐小田急相模原

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