先日、美彩を卒業した中学2年生の男の子がフラっと遊びにきてくれました。中学で部活に
専念したいと、小学校を卒業すると同時に退所した子です。退所後も3か月に一度くらいの
ペースで来てくれて、年下のびさいっ子たちの成長を喜び、それを帰りの会で話してくれ
ます。顔なじみのびさいっ子たちも彼が来てくれると、とても嬉しそうに、また、どこか
眩しそうに歓迎しています。
この日の彼の表情がどこか暗いと感じたのできいてみると、成績が下がってきてしまって
、自分ひとりではどうにもならないので、塾に通うことに。でも、塾に通い始めるとそれ
だけで安心してしまい、勉強に身がはいらないという旨の返事を返してくれました。もし
かするともっと大きな悩みを抱えているかも知れませんが、とりあえず、私の独自ではあ
りますが、勉強方法を少しだけ伝授し、保護者様に今日の事をご報告させていただきま
した。
退所してしまう子の心の中には少なからず、美彩が嫌だ・行きたくないといったようなこ
とがあるに違いありません。
でも、こうしてたまにでも、遊びにきてくれるということは、好きだ・楽しかったという
思いも抱いていてくれた証だと、とても嬉しい気持ちになります。そしてさらに、自分の
気持ちを話してくれるということは・・・本当に幸せなことです。
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